梨「二十世紀」お待たせ 糖度昨年並み 100トン出荷めざす
香住果樹園芸組合は29日、香住梨選果場(美方郡香美町香住区香住)で、特産梨「二十世紀」の出荷を始めました。京阪神の市場や地元のJAファーマーズマーケット「たじまんま」に出荷します。出荷は9月上旬にピークを迎え、18日ごろまで続きます。昨年から4トン増の100トン出荷をめざします。
この日は約1.1トン出荷。作業員約40人で出荷規格に合わせて選別し、光センサーで大きさと糖度を測り、等級別に箱詰めしました。4月の交配時期から梅雨明けまで気温が高くなく、長梅雨の日照不足も影響し、やや小玉でしたが、平均糖度は11.6と昨年より0.4高かった。
同組合は2020年度、香住区の生産者47人で約14ヘクタール栽培しています。吉川晴雄組合長は「作業員一同、緊張感を持ってけがの無いよう作業に励み、一人でも多くの人に香住の梨を届けたい」と話しました。