"おふくろの味"と親しまれて35年 「米地みそ」仕込み開始

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 35年間地域に親しまれている美方郡香美町香住区米地の「米地みそ」の仕込みが6日から始まりました。塩分を控えめにすることにより、健康を考えた体に優しい無添加手づくりみそです。作業は4月まで続き、年間の需要に合わせて22トンの生産量を見込んでいます。

 1982年から大豆を栽培しはじめたことをきっかけに、自家用としてみそを作り始めました。農閑期である冬場の女性の働き場所の確保などの理由から、1985年に同区米地で米地協業組合を設立。加工場を建て、販売用にも作り始めた。現在は組合員7人で製造しています。

 2020年度から麹用に同JA産のうるち米と、人と自然環境にやさしい「コウノトリ育む農法」で作られた同JA産の大豆を使い、その他の材料も全て兵庫県産。安全・安心な農作物を対象とした兵庫県認証食品「ひょうご推奨ブランド」の認証を受けています。

 組合長の橋本吉左門さん(70)は「楽しみに待っている消費者においしくて体のいいものを提供できるよう、衛生面に気を付けて組合員一丸で作業に励みたい」と話していました。

 JAの同区内の支店や営農生活センター、JAファーマーズマーケットたじまんま(豊岡市)で販売し、香美町内の学校給食に使われています。そのほか、電話での注文も受け付け、発送を行っている。お問い合わせは同組合、(電)0796380284まで。