「ねぎパンツ」試験的に実施

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 JAたじま岩津ねぎ部会は、軟白ねぎ栽培用遮光シート「ねぎパンツ」(販売元:東京インキ株式会社)設置を試験的に実施しました。軟白(白根)を長く伸ばすための土寄せ作業の省力化がねらいです。同部会の荒川欣也部会長のほ場(朝来市山口)で13日、設置講習会を開いて、部会役員12人が設置方法や特徴を学びました。

 岩津ねぎは白根の長さを出荷規格で定めているため、23回の土寄せ作業が必要です。「ねぎパンツ」は軟白部を覆って土寄せ作業を軽減できる出来る遮光シート。荒川部会長が日本農業新聞の記事で「ねぎパンツ」の存在を知り導入の検討を始めました。

 販売のメーカー社員らが設置方法を実演しました。「ねぎパンツ」は、畝の両端に刺した鉄支柱にパッカーでシートを固定して根を覆います。軟白部に土が付きにくく、土寄せや収穫作業を省力化でき、簡単に設置できること、密植栽培で増収も見込めることが利点です。

 荒川部会長は「機械を使用しなくても設置できるので簡単。部会員の作業が少しでも軽減できれば。今後は部会員にもねぎパンツを普及させていきたい」と話しました。