「丹波黒大豆」手選別作業が本格化

201203JAたじま 「丹波黒大豆」手選別作業のピーク迎える.jpg

 JAたじまの和田山営農生活センター管内では、JAたじまあさご黒大豆部会が生産する「丹波黒大豆」の出荷がピークを迎えています。お正月用の食材として需要が高い年内の出荷に向けて、熟練の作業員らが、黒大豆の選別作業に追われています。

 播種から収穫まで多くの時間と労力を費やす黒大豆の栽培。同JAでは、11月中旬から黒大豆の荷受けを始めました。同部会員が収穫した黒大豆は同JAの乾燥調製施設で乾燥、脱穀した後、機械で大きさごとに仕分けられます。仕分けた黒大豆は機械では見分けられない、虫食いや皮の破れなどを作業員が手作業で1粒ずつ確認します。最盛期の12月上旬には約20人が作業にあたり、1月中旬頃まで作業を行います。選別後の黒大豆は、県内業者を中心に販売し全国の消費者に届けられます。

 作業員の女性は、「肉眼での作業は大変だが、黒大豆の品質を維持する大切な作業。機械で確認できない部分もしっかり確かめて品質のいい黒大豆を消費者に届けたい」と話しました。

 同センターの竹村裕介営農相談員は、「今年は実がしっかりとついていて品質のいい黒大豆が多い。作業員一同まごころ込めて作業しているので、たくさん味わってほしい」と語りました。

 同部会が生産する丹波黒大豆は、大粒で皮が破れにくく、色つやの良さともっちりとした食感が特徴です。同部会は今季86人が約27ヘクタールで栽培しています。