サンショウの若葉「木の芽」 品質上々  香住野菜生産組合山椒部会

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 香住野菜生産組合山椒部会は、料理の香り付けに使われるサンショウの若葉「木の芽」の出荷作業に追われています。326日から始まった出荷は、5月上旬まで続く予定です。合計出荷量は平年並みの約5000箱(1200グラム)の見込み。

 同部会は美方郡内の生産者32戸で栽培しています。8割以上を出荷している香美町香住区余部の御崎地区は日本海に面していて、標高150メートルを超える山の斜面を利用して栽培しています。日当たりが良く、水はけもよいので、サンショウの栽培に適しています。

 木の芽を木箱に入れて出荷しているのも特徴の一つ。出荷直前まで木箱を濡らし、湿度を高くすることで新鮮な状態が保てます。同部会が生産する「木の芽」は香りが強く、濃い味わいなのが特徴です。

 同部会の岡田和部会長は「今年はみぞれの被害もなく、品質は過去5年で最も高い。農薬は不使用なので、安心して食べてほしい」と話していました。今年は京都の料亭や京阪神の市場に出荷しているほか、昨年10月に開設した「たじまんまオンラインショップ」でも販売しています。