兵庫県内トップ 令和3年産米初出荷式開催

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 JAたじまは8月26日、兵庫県内のトップを切って、令和3年産米を出荷しました。豊岡市清冷寺にある穀類共同乾燥調製貯蔵施設「こうのとりカントリーエレベーター(CE)」で、初出荷式を開き、行政やJA役職員ら関係者約50人が新米を積んだトラックを送り出しました。

 JAは主力の「コシヒカリ」と合わせ、令和元年産から本格的に「ちほみのり」や「つきあかり」などの多収穫米の作付けを開始しました。生産者の所得増大、作期分散に繋がり、順調に作付面積を増やしています。

 この日は、「ちほみのり」400袋(130㎏)を生活協同組合コープこうべに出荷しました。同生協ライスセンター(加古郡稲美町)で精米後、9月上旬には、同生協の組合員への宅配や各店舗での販売が始まる予定です。

 今季は梅雨入りが早く、日照不足と低温で初期生育に影響がありましたが、その後好天が続き順調に生育しました。8月中旬からの異例の長雨の影響で例年と比べて稲刈りが遅れていますが、今後順調に出荷が進んでいく見通しです。

 太田垣哲男組合長は「コロナ禍で米価の下落が懸念される中だが、消費者に安全・安心なお米を食べてもらいたい」とあいさつしました。

 JAは今年度策定した中期計画「Plan2024」で、令和4年度までに集荷目標40万袋を掲げ、令和3年産米は38万袋を目標としています。既に計画を上回る出荷契約を組合員と結んでいます。