はばたけ!ふるさと但馬米出荷セレモニーを開催

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 ふるさと但馬米振興会は5日、穀類共同乾燥調製貯蔵施設「こうのとりカントリーエレベーター(CE)」(豊岡市)で、JAたじまの最大規模のブランド米「ふるさと但馬米」の出荷式を開催しました。同振興会の構成員である、生産者や大手米卸の㈱神明、JA全農兵庫、JAなど関係者ら約40人が参加し、同米の出荷を祝いました。

 同米は、慣行栽培と比べ、農薬と化学肥料の使用量を半分に抑えて栽培した特別栽培米コシヒカリ。米を安定的に販売するために、同振興会が生産から流通までが一体となった米づくりを行い、平成22年から栽培を始めました。大手米卸の神明が京阪神を中心に販売しています。

 出荷式では、江尻繁会長が「米余りがある現状だが、それに対して政府は施策を講じている。それを信じて生産者は引き続き頑張っていこう」とあいさつ。㈱神明の森脇暁部長は「兵庫県産の中でも同米は安定して販売できている。全量売り切ることを念頭に置いて販売したい」と話しました。

 今年度は同協議会に所属する生産者925人が栽培し、9月末時点で約56,000袋(130kg)を出荷しています。出荷は11月末まで続き、契約数量である約6万袋の出荷を目指します。