高田さん初代王者 ふるさと但馬米の食味コン 

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 JAたじまのふるさと但馬米振興会はこのほど、2010年の部会設立以来、初めて食味コンテストを開き、21日に本店で表彰式を開催しました。但馬全域から189点の応募があり、最優秀賞の金賞に、豊岡市日高町の高田武司さんが選ばれ、初代王者に輝きました。

 同コンテストは、生産意欲と品質の向上が目的。表彰式には、同振興会を構成する、生産者や大手米卸の神明、JA全農兵庫、JAの職員ら約40人が参加しました。

 審査は、出品物の食味と品質を機械で測定。高田さんが出品した同米の食味スコアは全体の1位。また、12月上旬に行った上位3点による食味官能審査で、最も高い点数でした。高田さんは「今年度は長雨などの天候不良に悩まされた。風通しを良くするために、田んぼのあぜの草刈りなど、こまめに管理したことが結果に結びついたのではないか」と分析しました。

 同米は、慣行栽培と比べて農薬と化学肥料の使用量を半分に抑えた特別栽培米「コシヒカリ」。農水省による農業の環境負荷を低減する政策方針「みどりの食料システム戦略」や持続可能な開発目標(SDGs)が求める、環境に配慮した栽培方法が同米で実現できていることから、表彰式では一層の生産振興を図ることを確認しました。

 そのほかの入賞者は次の通り。

銀賞=野村勉さん、岡坂隆雄さん、足立洋介さん、田中修さん、今井弘さん、福丸勉さん、河原弘さん、村上成子さん、川崎誠さん、高橋眞さん