安全安心でおいしい梨を消費者に届けよう 総会で確認 香住果樹園芸組合

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 JAたじまの香住果樹園芸組合は2022年度、消費者の求める安全安心でおいしい梨作りを目指します。3月4日にJA香住支店で開いた総会で決めました。総会には、同組合員やJA役職員、行政など約40人が参加しました。

 同組合は21年度、組合員42人が約13haで栽培。昨年4月のひょう害で被害果が多くみられたことから、進物用出荷を取りやめ、農家応援商品として出荷しました。昨年度の出荷実績の約54トンを上回る87.1トンで、より多くの消費者に梨を届けました。

 また、同組合が生産する梨の8割以上は山などの急傾斜地で栽培しています。体への負担を軽減しようと、美方郡香美町香住区間室に平場モデル園を設置。そこで栽培講習会などを開き、新規栽培者が取り組みやすい環境作りを目指しています。

 そのほか総会では、同区間室の池田元継さん(写真・右)が優良生産者として表彰を受けました。平均糖度や3L以上の比率などの出荷実績を基に決定しました。池田さんは「私の梨園でもひょう害がたくさん見られたが、果実が傷ついたところにしっかり消毒し、被害を最小限に抑えられたことが良かった」と話しました。