実エンドウ 雪に耐え例年より1週間程遅く出荷始まる

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 豊岡市但東町の但東営農生活センター管内で、5月25日から実エンドウの出荷が始まりました。今年産は、冬季の積雪や低温などで生育が遅れ、例年より1週間ほど遅い初出荷となりました。小ぶり傾向ではありますが、現在の生育は順調です。同JA但東野菜生産組合実えんどう部会が生産する実エンドウは、皮が薄く、甘くて食べやすいのが特徴です。今年は6月上旬までJAを通して約300箱を、豊岡市内の市場を中心に出荷します。

 栽培歴約15年となる同部会の一鷓晴男部会長は、今年約8aのほ場で、約2000粒を定植しました。早朝から収穫ハサミを使って、収穫期を迎えた実エンドウを一つひとつ丁寧に収穫します。規格別にML2段階に分けて箱に詰め、その日のうちに出荷します。一鷓部会長は「雪が多かったので心配したが、無事に初出荷を迎えることができた。少しでも多く出荷し、たくさんの人に食べてもらいたい」と話しました。

 同部会では今季8人の生産者が32aで栽培しています。同組合の基幹作物はピーマンです。組合員らはその農閑期の仕事の一つとして、実エンドウやウド、サトイモを栽培しています。