「朝倉さんしょ」出荷最盛 品質・香り上々 24tの出荷目指す

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 JAたじまの重点振興品目「朝倉さんしょ」の出荷が16日に始まり、最盛期を迎えています。5月中旬に雨が降らなかったことで、平年より実がやや小さめですが、品質や香りは上々です。出荷は6月上旬まで続き、令和4年度は昨年より約7t増の24tの出荷を目指します。

 JAたじま朝倉さんしょ部会が生産する「朝倉さんしょ」は、爽やかな香りと後に引かない辛さが特徴です。但馬全域で577人が栽培しています。京阪神の市場を中心に出荷するほか、昨年に引き続き「たじまんまオンラインショップ」でも販売しています。

 通年販売している冷凍果は、品切れ状態になっています。売れ行きが伸びた要因として、コロナ禍で家庭内需要が高まったことが考えられます。部会では積極的に朝倉さんしょの新植本数を年々増やすことで、出荷量の増加を図っています。

 23日に、朝倉さんしょの発祥の地とされる養父市八鹿町にある養父市立高柳小学校4年生児童15人に対し、同部会の福井悦雄顧問のほ場で収穫体験を行いました。部会では、こういった食育や販売促進活動を通じて、消費拡大を目指したPRに努めます。