直進は自動操舵にお任せ トラクター実演会で威力実感

220428JAたじま スマート農業実演会 自動操舵トラクター実演会.jpg JAたじまと養父市、朝来農業改良普及センターで構成する養父市スマート農業推進会議は428日、同市八鹿町宿南のほ場で、スマート農業実現に向け、自動操舵トラクターの実演会を開きました。参加者らは、耕運作業を手放しでまっすぐ運転できるトラクターを試乗体験しました。

 同実演会には、JAや生産者、関係機関ら約30人が参加。メーカー社員がトラクターの性能を紹介しました。

 使用したトラクターは、全地球測位システム(GPS)を使いコンピュータ制御によって自動で直進します。耕運面積が広いほど、往復する回数が減り、省力化が図れます。水稲を16ha栽培する宿南営農組合の田中靖組合長は「一度場所を決めたらきれいにまっすぐ進んで驚いた。同組合でトラクターを買い替える際は検討したい」と話しました。

 実演会を主催した同会議は、農業従事者が減少する中、農作業の効率化が一層必要となっていることから、今回の実演会を通じて、省力化が可能な農業機械等の導入を目指します。今後は自動旋回機能などが付いた田植え機やほ場の水管理システム、ドローンによる穂肥など、シーズンを通じたスマート農業の実証を図ります。