無農薬栽培面積拡大進める 2032年までに7haに拡大目指す

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 村岡米生産組合は、消費者から求められる米作りの一環として、約10年前から取り組んでいる無農薬栽培の面積拡大を進めています。組合員13人中、10人が今年度新たに無農薬栽培を始めており、10年後の2032年までに7haに拡大を目指します。

 同米は、農薬や化学肥料の使用を慣行栽培の半分以下に抑えた特別栽培米「コシヒカリ」。環境負荷低減を目指す政府の「みどりの食料システム戦略」や、先の米穀店などの要望により、無農薬米の需要が高まっていることから、取り組みを強化させます。2021年産の無農薬米の栽培面積は1.8haでしたが、2022年産は約3haに増やしました。組合全体では今年度、17ha栽培します。

 18日と19日に、同組合員とJA職員らが栽培ほ場を巡回。参加者は情報を共有し、今後の管理について確認しました。同組合の田中市郎組合長は「組合員の共通する問題を話し合うことができ、つながりを築くいい機会になった」と話しました。