次世代につなぐブドウ経営を 令和4年度県ブドウ研究大会

 HP用1.jpg兵庫県果樹研究会、兵庫県、JAたじまの葡萄部は7月25日、日高文化体育館(豊岡市)で兵庫県ブドウ研究大会を開き約130人が参加しました。県内のブドウ生産者が一堂に介し、「次世代につなぐ ブドウ経営」をテーマに生産技術の向上と経営の安定を図るための情報交換や開催地の研究事例発表、豊岡市の関秋夫さんのほ場で視察を行いました。
 
 兵庫県のブドウ生産者は20年前に比べて2割減少し、担い手不足が重要な課題となっています。同JAの葡萄部の吉岡正人部長は、豊岡市の豊岡農業スクールの紹介や、リタイヤする生産者から新規参入者への継承事例、さらに生産者自らが新たな加工品の創出への取り組みを発表し、生産者の減少に歯止めをかけたいと話しました。地元農園への視察では、生産者同士で積極的に意見交換や質問が飛び交い、関心の高さが伺えました。
 
 同JAの葡萄部は今後もファーマーズマーケットのネットワークを活用した更なる販売拡大と、加工品の新規需要の支援に努めていきます。