梨「二十世紀」初出荷 100t目指す ひょう害無く2年ぶりに贈答用も

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 香住果樹園芸組合は829日から、梨「二十世紀」の出荷を始めました。出荷は9月中旬まで続き、100tの出荷を目指します。今年の玉太りと糖度は平年並みで上々の出来です。昨年は、ひょう害で果実に傷が入り、贈答用の出荷を取りやめましたが、今年は天候による大きな被害もなく、贈答用の出荷を2年ぶりに行います。贈答用以外にも、農家応援商品として家庭用に販売し、農家の所得確保につなげます。

 この日は、9戸の生産者が約3.6tの梨をJAの香住梨選果場に搬入。同選果場は、約40人の作業員が働き、品質や傷の有無などを確認した後、光センサーに通して大きさと糖度を測り、等級ごとに箱詰めをします。同組合の駒居勝組合長は「今年は贈答用としても出荷できてうれしい。香住のおいしい梨を味わってほしい」と話しました。

 同組合41戸が約12.5haで梨を生産。JA香住営農生活センターで直売するほか、大阪や豊岡の市場や、同JAのファーマーズマーケット「たじまんま」に出荷します。「たじまんまオンラインショップ」や、大手ショッピングサイトでの販売を行います。