梨「二十世紀」出荷まもなく 品位検討会で出来を確認 

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 香住梨果樹園芸組合は8月19日、梨「二十世紀」の品位検討会を香住支店で開きました。今年の出来を確認し、初選果日を8月29日に決めました。今年は梅雨明けが早く小玉傾向ですが、糖度は平年並みです。昨年はひょう害で贈答用の取り扱いを取りやめ、農家応援商品として家庭用で販売しましたが、今年は天候による大きな被害もなく、贈答用の販売を行います。

 検討会では、JAと新温泉農業改良普及センターの職員が、生産者の持ち込んだ梨を一つ一つ大きさや糖度を計測。糖度・大きさ・荷重ともに過去5年平均と比較しても同程度であり平年作が見込まれます。同組合の吉川晴雄副組合長は「今年もおいしい梨ができた。一人でも多くの人に香住梨を味わってほしい」と話しました。

 同組合は、同区内の梨生産者41戸で構成しています。約12.5haで栽培し、100トンの出荷を目指します。9月中旬ごろまで出荷が続き、大阪や地元の豊岡の市場のほか、同JAのファーマーズマーケット「たじまんま」に出荷する。そのほか、「たじまんまオンラインショップ」や、大手ショッピングサイトでの販売も行います。