小ぶり傾向も糖度は抜群 豊岡ぶどう品位査定会を開催

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 JAたじまの葡萄部は830日、JA豊岡営農生活センターで出荷が最盛期を迎えた「豊岡ぶどう」の品位査定会を開きました。生産者12人が8品種27点を出品し、部会役員や行政、JA関係者ら約20人が糖度や重さなどを測り、今シーズンの出来を確認しました。

 豊岡市内のブドウ生産者でつくる同部は今季、46人が約11haで「豊岡ぶどう」を栽培しています。「豊岡ぶどう」は数あるブドウの品種の中でも、大玉系で特に甘味の強い「ピオーネ」を主力に、「藤稔」や「デラウェア」、「シャインマスカット」など多彩な品種のブドウを育てています。

 今季は梅雨明けが早く雨が不足したことや、その後の猛暑で夜温が高かったことで全体的に小ぶり傾向ですが、例年に比べ糖度が高く、色付きの良いブドウに仕上がりました。「豊岡ぶどう」の生産量の約5割を占める「ピオーネ」は最高糖度が21.4、平均糖度は昨年より1.4高い18.9でした

 同部の吉岡正人部長は「今が旬。甘さが凝縮しておいしいブドウに仕上がったので、たくさんの人に食べてほしい」と話しました。

 「豊岡ぶどう」は10月中旬にかけて、同JAファーマーズマーケット「たじまんま」で販売されます。たじまんまオンラインショップでは、9月中旬まで贈答用として全国に出荷するほか、期間限定で同市のふるさと納税の返礼品として出荷しています。