農作業共同化 農地を守り活力ある地域づくりを 羽入営農組合設立

230325JAたじま 羽入営農組合設立.jpg JAたじま豊岡営農生活センター管内の豊岡市竹野町竹野地区で3月25日、41日の羽入営農組合の発足に向けて設立総会を開きました。コミュニティたけの(豊岡市)で開かれた総会には、営農組合の加入者35戸のうち31人と行政、JAが出席。農作業の共同化や、受委託、農作業用機械の共同利用を主に、活力ある地域づくりを目指します。

 住民相互の助け合いと協力のもとに農業経営の改善を図り、地域の農地を守ることが目的。担い手不足や農地の荒廃、機械化などの投資で経営が非効率化している課題があり、2021年より立ち上げに向けて県や市へ相談や検討を重ねてきました。

 農地は水田が約64ヘクタール、水稲が約5ヘクタール。受託面積も少なく、農機具を所有しないため、当面の間は組合のオペレーター個人の機械・施設を利用して作業を行う作業受託型で活動します。将来は作業受託型に加えて、農地を組合が預かり農機具を保有して自ら生産販売をする自作経営型に移行する予定。

営農組合の組合長に就任した山根秀次さんは「組合員の皆さんとともに、力を合わせ農地と農業を守り、次世代につなぎたい」と話しました。