サンショウの若葉「木の芽」出荷最盛 香り高く風味豊か

JAたじま サンショウの若葉「木の芽」出荷最盛 0404.jpg JAたじま香住営農生活センター管内では、料理の香りづけなどに使われるサンショウの若葉「木の芽」の出荷が最盛を迎えています。強風やあられなどの被害がなく、例年以上に良い出来です。今季は新型コロナウイルスによる行動制限が緩和されたことなどから、出荷先の京都の市場を中心に需要が高く、高値での取引が続いています。

 昨年よりも10日ほど早い3月下旬から始まった出荷は、ピークを迎えた4月上旬に入っても1箱(200g)2,000円以上での取引となっています。今年は、令和4年度の平均単価1,971円を上回る見込みです。出荷量は3,500箱の予定です。

 木の芽は、美方郡内の生産者で構成する香住野菜生産組合山椒(さんしょう)部会が栽培しています。28戸が所属し、今年は4月下旬まで出荷の予定です。

 木の芽は木箱に入れて出荷します。出荷直前まで木箱をぬらすことで湿度を高くしています。新鮮な状態が保てることから、卸先からも評判が高いです。同部会の木の芽は日本海に面した斜面を利用して栽培しています。日当たりと水はけもよいことから他の産地より早く出荷できます。

 同部会の岡田和部会長は「品質管理は万全。安心して木の芽を味わってほしい」と話しました。