ピーマン選果施設完成 日量10t処理 豊岡市但東町

JAたじま JAたじまピーマン選果施設 稼働記念式典 0428.jpg JAたじまは、豊岡市但東町内に「JAたじまピーマン選果施設」を移設しました。選果機を一新し、包装機は3レーンから5レーンに増設。一日の処理量は10tです。処理スピードが上がったことで、販売先の需要に応えられ、有利販売が見込めます。JAの重点品目である夏秋ピーマン「たじまピーマン」の3年後の目標年間出荷量1,000t達成に向け、生産や流通のさらなる拡大を目指します。
 養父市八鹿町内にある従来のピーマン包装施設は、一日の処理量は7.5t。昨年度は約600tの出荷がありましたが、生産規模拡大のため、施設を移設しました。
 施設ではリスク管理の強化として、出荷袋や出荷箱に個体識別番号を付与し、トレーサビリティ(生産・流通履歴を追跡する仕組み)のシステムを追加しました。そのほか、スポットクーラーを配備するなど、従業員の労働環境にも配慮しています。
 施設の完成にあたり、4月下旬に神事式と稼働記念式典を行いました。工事関係者や行政、JA役職員ら約40人が参加しました。太田垣哲男組合長は「施設を通じて、消費者へ安全・安心な農産物を提供するほか、農家所得の向上にも寄与したい」と話しました。稼働開始は6月上旬を予定しています。

【当日の様子】