農業セミナー開講 収益見込める作物の栽培方法学ぶ

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 新温泉町や新温泉農業改良普及センター、JAたじまは今年度から、農業セミナーを開いています。農業に携わる人口減少の中で、参加者には需要の高い品目の栽培に挑戦してもらい、販売までつなげることがねらいです。

 セミナーは、花きコースと野菜コースに分かれます。それぞれ年間で7回の座学や現地講習会を通じて、菊とJAの夏秋ピーマン「たじまピーマン」の栽培方法が学べます。消費者から需要が高く、収益が見込める2品目が選ばれました。参加料は無料で、地元農家や、農業改良普及センターやJAの職員が講師を務めます。

 4月下旬に、新温泉町内の圃場(ほじょう)で、野菜コースの2回目を開きました。セミナー参加者や関係機関ら約10人が参加し、ピーマンの定植を学びました。セミナーの参加者で今年度、たじまピーマンを1000本定植する井上登士郎さん(写真・左)は「セミナーで学んだことを生かして、一本当たりの収量は8kg以上を目指したい」と話しました。