実エンドウ出荷最盛 実が大きく高品質 ピーマン栽培と両立 但東町野菜生産組合実えんどう部会

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 兵庫県豊岡市但東町内で、JAたじまの但東町野菜生産組合実えんどう部会の出荷が最盛期を迎えています。今年度は一昨年起こった雪害の影響もなく、順調に生育。実は大ぶりで高品質です。6月中旬まで、兵庫県内の市場を中心に、2tの出荷を見込んでいます。

 同組合は37人が所属しており、主力品種はピーマン。実えんどう部会員は7人のうち、5人がピーマンも栽培しています。ピーマンは連作障害が起きやすいですが、ピーマン栽培終了後に実エンドウを作ることで連作障害を防ぎ、土づくりや畝立てが省力化できることから、ピーマンの後作に適しています。両品目で収穫作業などの作期が分散でき、年間を通じて所得が見込めることから、JAと同組合では栽培を呼び掛けています。

 ピーマンの栽培を始めて3年目の今井勉さん(写真)は、昨年から実エンドウの栽培も挑戦しています。今井さんは「収穫が一番の喜び。両品目とも来年はさらに規模拡大を予定している」と話しました。