伝統野菜「八代オクラ」児童らが定植 日高農産物直売所部会

 230616JAたじま 八代オクラ定植体験八代小学校.JPG日高農産物直売所部会は6月16日、八代おもいやりネットと豊岡市日高学校給食センターの協力で、豊岡市立八代小学校(日高町)の全校児童22人を対象に伝統野菜「八代オクラ」の定植体験を行いました。野菜作りに携わることで、児童や教員の地産地消への意識醸成や、食と農業、伝統野菜への理解を深めることが目的です。学校の食農教育の一環として毎年行われています。

 児童らは、部会の吉岡亮さんに植え方を教わった後、吉岡さんのほ場(豊岡市日高町)で苗150本を定植しました。今回定植したオクラは9月上旬に児童らが収穫し、市内の小中学校8校に給食用として提供される予定です。参加した児童は「『八代オクラ』は大きくてネバネバしていておいしい。収穫するのが楽しみ」と話しました。

 「八代オクラ」は同市日高町八代地区で約60年前から栽培されています。よく流通しているオクラの実は五角ですが、八代オクラは八角以上になり五角オクラよりも太く大きく成長します。実が柔らかいのが特徴です。伝統野菜を守ろうと令和元年度から出荷を始め、今年で5年目になります。生産拡大を目指すため、JAは栽培指導や販売面で協力しています。