極早生多収穫米「ちほみのり」を初出荷

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 JAたじまは8月25日、乾燥調製施設「こうのとりカントリーエレベーター」(豊岡市)で、令和5年産米初出荷式を開きました。梅雨明け後の7月中旬以降から、気温が昼夜ともに高く、まとまった降雨が無い日が続きましたが、病害虫の発生は少なく、おおむね生育は順調です。JAたじまでは今年度、JA管内の水稲農家と事前に出荷契約した377,780袋(11333t)の集荷を行います。

 初出荷式には、JA役職員や行政など関係者ら約50人が参加。JAの太田垣哲男組合長は「環境に配慮した安全・安心でおいしいお米を今年もお届けするので、消費者に召し上がってほしい」と話しました。その後、参加者らで初荷を拍手で送り出しました。

 同日は、極早生の多収性品種「ちほみのり」をコープライスセンター(稲美町)へ約12t出荷しました。品質が心配されましたが、全量一等米でした。9月上旬から県内の生活協同組合コープこうべの店頭による販売や、宅配で組合員へ販売が始まります。

 JAは今年の3月、環境に配慮した米作りの一環で、豊岡市に水稲種子の温湯消毒施設を建設。JAが供給する水稲苗は今年度から全量、薬剤での消毒から温湯消毒に切り替えました。人と環境に優しい「環境創造型農業」の推進を図っています。

【当日の様子】