㈱あさご有機、2年連続県知事賞受賞 兵庫県堆きゅう肥共励会

240116JAたじま あさご有機が令和5年堆きゅう肥共励会で県知事賞受賞.jpg 兵庫県畜産協会が主催する令和5年度兵庫県堆きゅう肥共励会の大家畜部門で、朝来市土づくりセンターの指定管理を受ける㈱あさご有機が最優秀の兵庫県知事賞を2年連続で受賞しました。

 共励会には、県内の農業改良普及センターから推薦を受けた堆きゅう肥34点の応募があり、大家畜部門はそのうちの29点。同社の堆肥は、水分と、炭素(C)量と窒素(N)量のバランス(C/N比)が良好で、特に色相や形状、臭気を審査する官能評価で最も高い評価を受けました。

 同社の堆肥は、同市内から収集した県産ブランド牛「但馬牛」の牛ふんを中心に、鶏ふんや副資材のもみ殻などを混合させて作っています。混合させた原料を攪拌(かくはん)させ、切り返すことで発酵。その後、養生槽に移して、合計して約70日をかけて良質堆肥に仕上げます。水分割合が一般的な堆肥と比べ10%ほど低い約44%で、匂いが少なく、さらさらの砂状なのが特徴。まきやすく、他の肥料と配合しやすいため、市内で栽培されるJAたじまのブランド特産品「岩津ねぎ」の栽培にも用いられ、評判は良好です。

 同社の西垣優代表(写真)は「生産者から選ばれる堆肥づくりを今後も続けたい」と意気込みを語りました。