「豊岡ぶどう」高品質 品位査定会で出来栄え確認 葡萄部

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 JAたじまの葡萄(ぶどう)部は827日、JA豊岡営農生活センターで、「豊岡ぶどう」の出来を確認する品位査定会を開きました。今季は梅雨明け以降の小雨や、平年あまり見られないカメムシによる吸汁害に悩まされましたが、部員の適切な栽培管理で、甘みと酸味のバランスが良い高品質なブドウに仕上がりました。

 「豊岡ぶどう」は、豊岡市で同部員43人が生産するブドウで、「ピオーネ」を主力に、「藤稔」や「シャインマスカット」など約10品種を栽培しています。自然環境に配慮するため、慣行と比べて農薬や化学肥料を半分ほどに抑えるよう栽培暦を定めています。

 審査員会には、部員15人がピオーネのほかシャインマスカットやクインニーナなど14品種43点を出品しました。豊岡市が新規就農希望者を対象に開校している農業スクールの「豊岡農業スクール生」と、豊岡農業改良普及センター職員が、重さや糖度などを測りました。「ピオーネ」は最高糖度が21.6、平均糖度は昨年より0.6高い19.3でした

 吉岡正人部長は「豊岡ぶどうを全国に届けたい。今季もおいしいブドウに仕上がったので見かけたら食べてみてください」と話しました。

 10月いっぱいまで、主に地元の豊岡の市場やJAファーマーズマーケット「たじまんま」に出荷されます。たじまんまオンラインショップでも販売するほか、同市のふるさと納税の返礼品としても取り扱っています。