沖縄の取引先社員が産地訪れ稲刈り体験 コウノトリ育むお米

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 JAたじまは9月24日と25日の2日間、JAのブランド米「コウノトリ育むお米」の卸先である沖縄県の総合小売業を展開する㈱サンエー社員らを産地に招きました。社員らは同米の稲刈り体験を行ったほか、環境に配慮して栽培する同米の「コウノトリ育む農法」について学びました。

 同社は、2012年から豊岡市で社員研修を開始しました。販売している米の生産現場を訪問し、理解を深めて販売に生かしてもらうことが目的です。

 初日は、同社社員17人と沖縄県で同米の流通を担う沖縄食糧㈱社員1人が、豊岡市河谷の圃場(ほじょう)を訪れ、同米を生産するコウノトリ育むお米部会員らから稲刈りの手順を教わり、慣れない鎌でていねいに手刈りをしました。昼食にはかまどで炊いた新米を味わいました。参加したサンエーの社員は「初めて稲刈り体験をして作る側の大変さを痛感した。売る側として今回学んだお米の作り方や良さを伝えて沖縄でも普及したい」と話しました。2日目は、県立コウノトリの郷公園(豊岡市)を訪れ、コウノトリ野生復帰の取り組みについて学び、理解を深めました。

 サンエーは2010年からJAと同米の取引を開始しました。初年度は80tでしたが、高まる需要で年々取扱量は増え続け、昨年度はJAから取引開始時の5倍となる417tを出荷しました。沖縄県は、同米の有数の消費地となっています。