有機ホウレンソウ出荷開始 品質は上々 JAたじま・おおや高原有機野菜部会
JAたじまのおおや高原有機野菜部会は、有機ホウレンソウの出荷を5月14日から始めました。今季は、春先の低温の影響で生育はやや遅れ、例年より1週間ほど遅いスタートとなったものの、品質は上々です。出荷は平年並みの5月上旬から12月に、約30tの出荷を目指します。
5月28日には、同高原で出荷式を開きました。部会員や行政、JA役職員ら約30人が、有機ホウレンソウの出荷を祝いました。
今年で34年目を迎えた同部会には8人が所属しています。標高500~700mを誇るおおや高原(養父市大屋町)に、ビニールハウス約300棟を設け、ホウレンソウやミズナ、キクナなどを中心に全7種類の野菜を有機栽培しています。出荷先は、生活協同組合コープこうべです。
金谷智之部会長は「準高冷地を生かし有機栽培されたホウレンソウはえぐみがなくおいしいので、自然のままで味わってほしい」と話しました。
そのほか24年度に、おおや高原研修機関等認定を受け、新たな新規就農者の受け入れ体制を整えました。インキュベーション事業を活用し、よりスムーズな事業継承を目指しています。
認定を受けたことに関して金谷部会長は「ブラッシュアップしながら、新規就農者を迎え入れたい」と思いを込めました。