高温と害虫対策で米の品質向上を 各地で水稲あぜ道相談会
JAたじま温泉支店(営農)は6月9日、水稲あぜ道相談会を新温泉町内のほ場で開きました。水稲の生育状況を確認し、昨年度多発したイネカメムシ対策や今後の気象条件に合わせた栽培管理の情報を共有し、米の品質向上を図ります。
同町歌長地区で開いた相談会では、組合員9人が栽培管理のポイントと不稔米を発生させるイネカメムシの防除について、営農相談員から説明を受けました。昨夏に続き今年も高温となる予報が出ており、登熟期に肥料切れをしないよう追肥の実施を促しました。そのほか、畦の草刈りを徹底することで、出穂期に籾を吸汁し不稔米を発生させるイネカメムシの防除になることを伝えています。
参加者は「稲は順調に生育している。イネカメムシや暑さに負けないよう、品質の良い米をつくりたい」と話しました。
同支店の小西沙織営農相談員は「あぜ道相談会で栽培のポイントを理解してもらい、収量と品質の高いお米ができればうれしいです。また、気軽に質問や相談をしてほしい」と話しました。
JAたじまでは、相談会を6月に87会場で行い約780人が参加する予定です。