特産「岩津ねぎ」初出荷 180トン出荷目指す
JAたじまの特産白ネギ「岩津ねぎ」の出荷が11月22日から始まりました。今季は5~6月の降雨が少なく軟腐病が発生し、生育が遅れた圃場(ほじょう)も散見されましたが、生産者らの情報共有や栽培管理によって順調に生育しています。JAたじま岩津ねぎ部会では今年度、180tの出荷を目指しています。販売は来年3月20日まで。
「岩津ねぎ」は部会員134人が約18haで栽培。白ネギと青ネギの中間種で、白根まで軟らかく、余すところなく食べられるのが特徴です。
22日にJA和田山営農生活センターで開いた初出荷式には、同部会員や関係機関、JA役職員ら約30人が参加。当日は、約400kgの初荷を積んだトラックを万歳三唱で送り出し、出荷を祝いました。
初出荷式で、同部会の石田勲部会長は「天候不順が続き生育に影響がないか心配したが、例年通り高品質な岩津ねぎができた。部会員の努力のおかげで今年も出荷できる。おいしい品物を消費者に届けたい」と話しました。JAの太田垣哲男組合長は「日本農業遺産に認定された『岩津ねぎ』が今まで以上に消費者に待ち望まれている。厳しい気候が続くが、生産者のみなさんには健康に気を付けて、栽培していただきたい」と話しました。
朝来市では23~24日に、西日本初となる「全国ねぎサミット」が開かれました。
