土づくりを見直し水稲の高温障害対策を 職員向け土づくり研修会

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 JAたじまは1月29日、JAたじま本店(豊岡市)で水稲の品質と収量向上を目的とした「職員向け土づくり研修会」を開きました。今回の研修は、職員教育の一環として行われ、農産物栽培の核である土づくりの知識を向上させ、今後の栽培講習会や営農指導を通じて生産者へ伝えていき農業の活性化を図る狙いです。

 JAたじまに出荷された令和7年度産一般コシヒカリの一等米比率は、約17%と年々下降傾向にあります。登熟期の高温による影響で、乳白粒・背白粒などの白未熟粒が発生したことが主な原因です。加えて、イネカメムシなどの病害虫や渇水被害が相次いだことも、品質や収量低下に拍車をかけています。JAでは令和8年度、異常気象に打ち勝ち品質と収量を上げていくために、土づくりの技術向上を徹底し、生産部会やあぜ道講習会で生産者への営農指導につなげていきます。

 研修会には、JAの営農担当役職員ら約30人が参加。講師を開発肥料㈱の甲谷潤技術士が務め、農産物の品質を向上させるための土づくりについて学びました。土づくりのポイントとして、深く土を耕すこと・ケイ酸や堆肥資材で土の栄養を絶やさないことなどを挙げました。作物は根を深く伸ばすことで、栄養を蓄え高温や病害虫にも強くなり、品質と収量が増えます。甲谷氏は「各生産者の圃場(ほじょう)の土壌分析結果を見て、足りない栄養や工程を補える営農担当者になってほしい」と職員を激励しました。

 入組1年目の職員は「今年度は、高温や渇水に悩まされ、改めて土づくりの重要性を感じた。研修の内容を実践に生かし、生産者からの質問や相談に応え米の品質や収量を向上させていきたい」と話しました。

 7月には、生産者向け土づくり大会が開かれる予定です。