栽培技術の継承で若手生産者の育成を 香住梨のワークショップ初開催 香住果樹園芸組合

JAたじまの香住果樹園芸組合と新温泉農業改良普及センターは3月5日、JA香住支店で「おいしい梨をつくるには」をテーマに、ワークショップを初めて開きました。生産者やJA職員らが「香住梨」について意見を交換し、若手生産者や新規就農者へ栽培技術を伝えることで、担い手の育成と収量増加を目指します。
「香住梨」は「二十世紀梨」を主力に、兵庫県オリジナル梨「なしおとめ」など、8月から12月まで約10品種がリレー出荷されます。香住梨は、JA香住梨選果場で傷の有無や糖度などを選別することで、品質のそろった梨を出荷できるのが特徴です。
同組合は、香美町香住区内の梨生産者35戸と「香住なしの学校」研修生1人を含む36人で構成します。今年度は12.2haで栽培を行い、67.7t(昨年73.8t)を出荷しました。猛暑や雨不足の影響で玉太りが悪く小玉傾向となり、出荷量は昨年対比91.7%と減少しています。
ワークショップには、生産者や行政、JA職員など約30人が参加。ベテラン農家が持つ栽培技術を若手農家に継承することで、収量増加と品質・販売単価の向上を図ります。参加者は、ワークシートにおいしい梨や栽培管理のこだわりについて記載した後、5つのグループに分かれて意見を交換しました。参加者は「糖度と酸味、水分量のバランスがとれた梨が、消費者においしいと感じてもらえる」「地域ごとに気温や環境など、栽培条件が違う。圃場(ほじょう)に合った土づくりと基本の栽培を行い、収穫適期を逃さないか見極めることが重要」など意見を全員で共有しました。
同日には、第67回香住果樹園芸組合通常総会と、令和7年度香住梨優良梨生産者表彰が開かれました。総会では、組合員相互の連携を密にし消費者が求める安全・安心な香住梨をつくることを確認。二十世紀梨の出荷量100tを目指します。
表彰の受賞者は以下の通り。
◇優秀賞
▽第1位=谷原ちづるさん(香住区矢田)
▽第2位=西岡清隆さん(香住区藤)
▽第3位=福井功一さん(香住区下岡)
◇特産作物生産奨励表彰=奥西求一さん(香住区香住)
