収量と品質の向上へ接木の術を学ぶ 朝倉さんしょ剪定・接木講習会を開催 朝倉さんしょ部会みかた支部

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 JAたじま朝倉さんしょ部会みかた支部は3月11日、生産者を対象に剪定(せんてい)・接木講習会を開きました。収穫しやすい低木栽培を行うための剪定方法と、収穫量が減る原因になる凍霜害への対策として、高接ぎによる接木の方法を学びました。収穫の効率化と品質を向上させ、出荷量の増加を目指します。

 講習会には、同部会員や行政、JA職員らが4か所で53人参加し、講師を新温泉農業改良普及センターの職員が務めました。香美町香住区余部で、約30本を栽培する橋本欣知さんの圃場(ほじょう)で、朝倉さんしょの剪定と接木について学びました。

 近年、暖冬のため3月下旬の気温が高く、受粉を行う訪花昆虫が同時期に圃場に来ています。しかし、4月上旬から中旬の寒の戻りで霜が降り、植物が凍結する凍霜害が発生しています。みかた支部の出荷量は、令和2年度の4,860kgをピークに減少しており、令和7年度は2,750kgと令和2年度対比57%となっています。

 凍霜害の対策として、成木の高い位置にある枝に接木を行う高接ぎを学びました。接木は、圃場内の受粉を活発にさせ、朝倉さんしょを安定して実らせることができます。高い位置では霜が積もりづらいため、凍霜害のリスクを下げることにもつながります。加えて、収穫にかかる時間や、労力を減らせる低木栽培ができるよう剪定することで、品質が高い状態で収穫することができます。

 橋本さんは「昨年度は生育が順調で約50kgを収穫できたが、気温の影響で実の成長にバラつきが見られた。剪定と接木をしっかり行い、さらに収量を増やせるよう取り組みたい」と話しました。