"スキマ時間"に楽しい農業ライフを むらおか夢アグリで新しい働き方に着手 国際女性農業者従事者年

美方郡香美町村岡区のむらおか夢アグリ㈱は、地域に住む女性の力を生かしたユニークな雇用形態で注目を集めています。JAたじまの重点振興品目「たじまピーマン」の収穫が最盛期を迎える中、同社では、一律の勤務時間を設けない、柔軟な働き方に取り組みます。家事や育児など、生活の"スキマ時間"に集えるコミュニティにもなっており、地元女性たちが笑顔で楽しく栽培作業に汗を流しています。
同社で働くのは、美方郡内に住む40代~70代の女性たち。勤務時間は週1回1時間から可能で、期間も4月の圃場(ほじょう)整備から働く人や、農作物の収穫期のみの人もいるなど多様な働き方を選べます。同社で2年目を迎えた地元女性は「顔見知りだった人と仲良くなれ、毎日の仕事が楽しい。ピーマンの大きさや形を考えながら収穫をするので頭の体操にもなるし、1日3食の規則正しい生活を送ることもできて体も軽い」と晴れやかな表情です。
農林水産省が令和6年に公表した『農業分野の労働環境改善をめぐる現状と課題』によると、農業経営上の課題として「労働力」を挙げた割合は52.3%。全国的に課題となる中、同社の今井裕子社長は、働く人のライフスタイルに合わせた時間の使い方と、地域の人のつながりを大切にし、前向きに活気ある農業を目指しています。「たじまピーマン」最大の産地である、豊岡市但東町からも視察に訪れるなど関心が高まっています。
今井社長は「明るく・楽しく・前向きに、やりがいを持って仕事をしてくれるので、とても頼りになる。みんなが動画サイトなどを活用して、自主的に栽培技術を学び、1日の収穫目標もしっかり達成してくれる。人と人のつながりが、むらおか夢アグリを活気あふれる場所にしてくれている」と話しました。
同社は今後も、地元学生や若者世代の受け入れを拡大していく予定です。
