豊岡市但東町で、絹のような艶のある白い粒と強い甘みが特徴の特産トウモロコシ「シルクコーン」が出荷の最盛期を迎えています。JAたじまの但東シルク野菜部会では、実が甘さを蓄えている午前3時ごろから行う収穫作業で大忙しです。
同部会では、20~70代の8人が約4haで栽培しています。雨が少なかった昨年に比べ、今年は天候にも恵まれ、先まで粒が詰まっており生育は順調です。寒暖差とミネラルを含んだ水により、糖度が増す仕上がりとなりました。大阪方面の市場のほか、JAたじま農産物直売所「たじまんま」など地元の直売所に出荷します。7月上旬に始まった出荷は8月中旬まで続きます。今年度は昨年出荷実績の8tより多い、10tの出荷が目標です。
地域おこしの一環として、平成17年に但東シルク野菜部会を設立。豊岡市但東町は、江戸時代から伝わる絹織物「但馬ちりめん」の産地でありその艶と白さから、白いスイートコーンを「シルクコーン」と名付けました。シルクコーンは高い糖度で甘味が強く、生でも食べられる白くやわらかい実が特徴です。令和5年に商標登録を取得し、地域をあげて生産振興に取り組んでいます。
2.5haを栽培する同副部会長の田中一成さんは、シルクコーンの栽培を始めて、9年目を迎えます。田中さんは「今まで食べたことがある人はもちろん、食べたことがない人にも食べてもらいたい。より多くの人に食べてもらえるよう収量の増加を目指している」と話しました。