香住の地へ梨でつなぐ 香住梨「なしおとめ」記者発表会を初開催

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 食味期間が1週間から10日程で、但馬地域のみに流通する兵庫オリジナル梨「なしおとめ」の魅力を知ってもらおうと、香美町やJAたじま香住果樹園芸組合などでつくる協議会は8月6日、美方郡香美町の圃場(ほじょう)で「なしおとめ」記者発表会を初めて開きました。甘みを蓄えた玉太りの良いなしが育っており、同地域への人流と商流の活性化へ期待が高まっています。

 「香住梨」の主力である「二十世紀梨」は8月末から出荷され、その後「新興」・「王秋」・「あたご」などの赤梨、約10品種がリレー出荷されます。「なしおとめ」は「お盆や夏の観光期間に、香住梨を出荷できるよう青梨の早生品種がほしい」という生産者の願いを受けて、兵庫県が20年以上をかけて開発。8月上旬からの出荷を実現しました。令和元年に「但馬1号」として品種登録され、令和2年から「なしおとめ」の商標名で販売しています。糖度は11度以上で、他の品種より可食部が多く、さっぱりとした上品な甘さが特徴です。香美町と新温泉町で14人の生産者が約60aで栽培しており、今年度は3tの出荷を目標にしています。

 発表会には、報道関係者や生産者、行政、農業改良普及センター、JAたじま職員など約30人が参加。圃場の撮影や試食を行い「但馬地域でしか味わえない希少な梨」をPRしました。同町の元地域おこし協力隊で、なしおとめを10a栽培する福井功一さんは「ここでしか味わえないおいしい梨を買いに、ぜひ但馬や香住に来て」と呼びかけました。

 なしおとめは、JAたじま農産物直売所「たじまんま」で8月13日から16日頃まで販売されます。