特別栽培米のほ場で生きもの調査 ふるさと但馬米振興会
JAたじまのふるさと但馬米振興会は6月19日、豊岡市八社宮の産地交流田で研修会を開きました。5月下旬の田植えに続いて、2回目となる今回は生きもの調査を行いました。同米卸先の神明の新入社員に、同米の取り組みや水稲栽培、生産現場の理解を深めてもらうのが目的です。
振興会の生産者や神明、JA全農兵庫、JA職員ら13人が参加。参加者は田んぼの水や土の中、あぜを調査し、約30種類の生きものを見つけ、多くの生きものが生息できる環境であることを学びました。
ふるさと但馬米は、化学肥料と農薬の成分を慣行栽培の半分以下に抑えた特別栽培米コシヒカリ。参加者は「たくさんの生きものを確認し、減農薬栽培が環境に優しい栽培方法であることを実感した」と話しました。
この日は、乾燥調製施設「こうのとりカントリーエレベーター」で設備構造や作業工程なども学びました。今後、9月に稲刈りを予定しています。