新米「コウノトリ育むお米」関東へ

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 JAたじまは9月26日、豊岡市清冷寺の「こうのとりカントリーエレベーター(CE)」で平成29年産米の出荷式を開き、特別栽培米のコシヒカリ「コウノトリ育むお米」12tを関東中心に出荷しました。

 コウノトリ育むお米は、おいしいお米と多様な生き物を育み、コウノトリも住める豊かな環境づくりを目指す「コウノトリ育む農法」で栽培。平成15年に市内の5人が始めた同農法による稲作は但馬全域に広がっています。今年度は309人が約430haで栽培。昨年に比べると、作付面積は11%増、出荷量は200t増の1,500tを見込んでいます。

 出荷式には行政関係者やJA役職員ら約40人が出席し、新米を積んだトラックを笑顔で送り出しました。尾﨑市朗組合長は、「生産量は年々増え、ブランド力も高まっている。今後は特に関東方面の販促に力を入れていきたい」と話していました。

 JAたじまでは、さらなる販売の拡大に向けて、一大消費地である関東地域での直接販売の強化に取り組みます。平成32年度には関東での販売量を現在の約3倍の200tを目指します。