JAたじまがGAP部門で局長賞 持続可能な農業推進コン

200318gap1.jpg 農林水産省の2019年度近畿地域未来につながる持続可能な農業推進コンクール」GAP部門で、JAたじまが、近畿農政局長賞を受賞しました。JA本店で318日、尾﨑市朗組合長が近畿農政局から賞状を受け取りました。

 コンクールは、持続可能な農業の確立を目指し、意欲的に経営や技術の改善などに取り組む農業者らを表彰するもの。絶滅したコウノトリを野生復帰させるための農法で生産したコウノトリ育むお米をブランド化して有利販売を進め、輸出も視野に入れた取り組みが評価されました。

 農薬を使わずに同米を栽培する管内の生産者4戸とJAが連携してG-GAPの取得に向かい、平成30年1月に無農薬栽培の主食用米で、全国のJAで初めて団体認証を取得しました。

 メンバーの一人、植田農園の植田博成さんは「スマートフォンなどを活用し、ほ場ごとの作業内容を管理している。従業員で情報を共有して前年の反省点を生かすことができたし、TACの適切なアドバイスも経営改善につながった」と話しました。尾﨑組合長は「ここ2年、不作が続いたが取り組んでいるメンバーは安定的に生産している。今後は取得農家を増やし、認証が輸出の条件である欧州などに売り込みたい」と話しました。