コウノトリも暮らせるまちづくりに 「コウノトリ育むお米」売上の一部を豊岡市へ

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 コウノトリ育むお米推進協議会は3月1日、豊岡市役所で「コウノトリ育むお米」の売上金の一部を、豊岡市がコウノトリを育成するために設けている「コウノトリ基金」に寄付しました。

 同協議会は、コウノトリ育むお米生産部会豊岡北部支部、同部会豊岡南部支部、㈱イトーヨーカ堂、東邦物産㈱、全農パールライス㈱、豊岡市、JAたじまで構成されています。この日寄付したのは、㈱イトーヨーカ堂、東邦物産㈱、同JAの令和2年産米の売り上げの一部で、1398714円です。毎年、同部会員やJA役職員ら関係者が集まって開く総会の場で3者から寄贈していますが、新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から総会を中止しました。昨年度に引き続き同JAの太田垣哲男組合長が代表して、豊岡市の関貫久仁郎市長に手渡しました。

 「コウノトリ基金」はコウノトリの育成のほか、豊岡市内の小中学校の給食への同米の提供にも活用されています。太田垣組合長は「巣塔建設や学校給食、コウノトリが過ごしやすい環境づくりに役立ててほしい。今後もJAへの出荷量と販路の拡大に取り組み、一円でも多く寄付できるように頑張りたい」と話しました。