日本農業研究所でコウノトリ育む農法を説明 JA役員が講演会 有機農業の取り組み訴える

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 721日、東京都千代田区にある日本農業研究所が開催した講演会で、JAたじまの山下正明専務が「JAたじまの環境創造型農業とコウノトリ育むお米について」と題して講演しました。同JAが取り組んでいるコウノトリの野生復帰に向けた、環境に配慮した農法「コウノトリ育む農法」による米づくりについて説明。山下専務は生産者や地域、行政、JAが一体となった取り組みが必要であると強調しました。

 農業・農政に関わる学識者など約50人が実出席やリモートで参加。参加者からは、持続可能な取り組みや、販売における課題などについて、幅広い質問がありました。

 山下専務は「コウノトリ育むお米は『絶滅種の野生復帰』を目的としており、世界的に見ても先進事例だ。有機農法の取り組みが増加し、競合するお米は増えてくるが、JAとして生産者を支援しつつ、取り組みの意義をしっかりと訴えていきたい」と話しました。