「コウノトリ育むお米」生産者大会と放鳥20周年記念フォーラムを開催しました

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兵庫県豊岡市とJAたじまは、1日にコウノトリの野生放鳥20周年を記念し、「コウノトリ育む農法フォーラム」および「コウノトリ育むお米生産者大会」をコウノトリ但馬空港(豊岡市)にて開催しました。部会員、行政関係者、販売先、JA職員など約150名が集まり、これまでの取り組みの成果や課題を共有するとともに、コウノトリと共生する農業の歩みや今後の展望について再確認しました。

 基調講演では、コウノトリ育むお米の最大取引先である㈱サンエー(沖縄県)の豊田沢社長より、「コウノトリ育むお米への想い」と題して講演いただきました。コウノトリとの共生を実現したストーリー性に付加価値を見出し、産地交流や沖縄でのイベント実施など、相互交流を通じて産地とともに消費者への発信や理解の醸成に努めてきたことが語られました。

 JA営農生産部の岡村達也部長は、「2006年の部会立ち上げから20年間にわたる継続的な取り組みにより、消費者の需要増加や地域の方々の環境保全への意識が高まっている。『コウノトリ育むお米』は、持続的に供給し続ける責任あるお米となった」と、これまでの成果を報告しました。さらに、「今後は環境創造型農業の先駆けとして、生産者・JA・行政・販売先が一体となり、安全・安心なお米の安定供給を実現していきたい」と今後の展望を述べました。

 大会では、販売者の目線、生物多様性としての環境目線、産地としての生産取り組みの目線からの講演や報告、決意表明が行われました。また、コウノトリ育むお米を学校給食で使用している地元小学生からのビデオメッセージも上映されました。