沖縄の取引先職員が「コウノトリ育むお米」稲刈り 生産者の思いを消費者へ

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 JAたじまは9月17日、JAのブランド米「コウノトリ育むお米」の卸先である沖縄県の総合小売業、㈱サンエーの社員らを産地に招きました。社員らは2日間にわたり「コウノトリ育む農法」で栽培される同米の収穫体験や、化石燃料を使用しない常温除湿乾燥方式を採用する「こうのとりカントリーエレベーター」を見学するなど、環境に配慮した米づくりから出荷までの取り組みについて理解を深めました。

 同社は平成24年から豊岡市で社員研修を実施しています。米の生産現場を訪れ、生産者との交流を通じて理解を深め、販売に生かすことを目的としています。

 当日は、同社社員16人と沖縄県で同米の流通を担う沖縄食糧㈱の社員1人が豊岡市河谷の圃場(ほじょう)を訪問しました。同米を生産するコウノトリ育むお米生産部会の生産者から栽培方法や生産への思いを聞いた後、鎌を使って稲を刈り取る収穫作業を体験したほか、コンバインによる稲刈りを見学しました。実機を前に、稲の刈り取りから脱穀、籾(もみ)の排出までの仕組みについて説明を受けました。

 参加した食品部門の社員は「普段は精米されたお米をお客様に提案している立場。実際に栽培されている現場を体験できるのは貴重。生産者の生の声を聞き、体験することで、米づくりの苦労を感じることができた」と話し、コウノトリと共生する豊かな景観も印象に残ったといい「今回感じた同米の価値を、しっかりと消費者に伝えていきたい」と話しました。

 「コウノトリ育むお米生産部会」は昨年度、設立20周年を迎え、生産者、JA、行政、販売先の四位一体となり、安全・安心な同米の安定供給を実現していくことを確認しています。

 JA営農生産部の枚田昌樹副部長は「販売先に同米の魅力や生産者の苦労を体感してもらい、消費者へしっかりと伝えてもらうことが大切。JAとして生産支援だけでなく、販売先とも協力して流通の出口をつくり、生産者が安心して栽培に専念できるようにしたい」と話しました。

 ㈱サンエーは同米の取り組みに共感して、平成22年からJAたじまと同米の取引を開始しました。令和8年産米は450tの出荷を見込んでいます。沖縄県では正月や歳暮、祝い事などで米を贈る文化があり、同米の最大の消費地となっています。