次年度の生産に生かそう ピーマン生産者集い反省会

2017.01.20

170119pi-mannmikatahannseikaitanigutisan.jpg 美方郡内のピーマン農家で構成するJAたじまのピーマン協議会みかた支部は1月19日、平成28年産ピーマンの出荷反省会を美方パレス(香美町小代区城山)で開きました。反省会には、生産者やJA職員、新温泉農業改良普及センター職員ら32人が出席し、28年度のピーマンの栽培実績や出荷状況を振り返りました。29年度は、ほ場管理や排水対策などを徹底して収量増を目指します。

 昨年、同支部では50人で約20,000本を作付けし、約119tを出荷しました。昨年は7月中旬から8月下旬にかけての高温で尻腐れ果が多く見られたことや、9月に長雨が続いて、立枯性病害、斑点細菌病などの病害が見られたことから、今年は生理障害果の早めの除去と溝切りによる土壌の水分管理を徹底します。

 山根和美支部長は、「昨年は問題が多く見られたが、その分栽培管理において非常に勉強になる年だった。来年は一本当たりの収量が増やせるよう栽培管理を徹底するとともに、一本でも多く作付して生産の拡大に努めてもらいたい」と呼びかけました。

 この日は、支部の活動の活性化や生産者の意欲の向上を図ることを目的に毎年開く「P-1グランプリ」の表彰式もありました。グランプリは、ピーマンの出荷数量とほ場管理を採点し優秀者を決めます。金賞には640本出荷し、ほ場の審査でも高得点をとった新温泉町の谷口清さん(写真右)を選びました。谷口さんは、「一生懸命頑張ったことが結果に繋がってうれしい。今日の結果を励みに来年も金賞を取れるようにしっかりとほ場を管理してたくさんピーマンを作りたい」と話していました。

その他の結果は次のとおり。

▽銀 賞=竹中久男さん(新温泉町)

▽銅 賞=田中勝英さん(香美町)

▽新人賞=三谷満男さん(新温泉町)