新しい肥料と資材試す JAたじま岩津ねぎ部会

2021.06.25

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 JAたじま岩津ねぎ部会は、農作業の省力化や収量増加による農業所得増大を目指すため、9aのほ場で、新しい肥料と資材のそれぞれの展示区、対照区を設け、試験栽培を行っています。

 6月23日に開いた研修会に、同部会役員や販売メーカー社員など約10人が参加。部会が推奨しているチェーンポット苗での定植を行い、新資材の説明などを受けました。

 試験ほ場で散布した肥料は、土壌改良剤の一種で、定植後に根張りが良い土になります。病気に強く、排水対策が取りづらい環境下などでも収量と品質が期待できます。昨年からJA管内のほかの作物でも散布し、効果が出ていることから、評価は上々です。

 同研修会ではこのほか、販売メーカー社員が軟白ねぎ栽培用遮光シート「ねぎパンツ」を紹介。白根の長さを確保するため、岩津ねぎ栽培において重要な土寄せ作業を必要とせず、農作業の省力化につながります。土寄せ作業が省略できることから、畝幅も慣行栽培と比べて狭くできるため、単収増加も見込めるのが利点です。

 今後は、試験ほ場に看板を立てて、部会員に広く活動を周知し、活発な意見交換を図ります。同部会の荒川欣也部会長は「部会員の作業が少しでも軽減でき、収量増加になることを期待している」と話していた。