特産「岩津ねぎ」おまたせ 出荷6万ケース見込む

2022.11.25

221122JAたじま 令和4年度岩津ねぎ出荷式.jpg JAたじまの地域振興品目の一つである「岩津ねぎ」の今季の販売が11月23日から解禁されました。JAたじま岩津ねぎ部会は11月22日、JAの和田山営農生活センター農業倉庫で出荷式を開き、346ケース(1ケース10袋)を神戸や姫路、地元市場に出荷しました。順次、阪神間への出荷も本格的に開始します。
 今季は、9月以降に台風の影響で一部葉折れや、病害や根痛み等による葉枯れが見られましたが、各圃場(ほじょう)で天候や状態を見ながら土寄せを進め、順調に生育しています。12月下旬から来年1月に出荷最盛期を迎えます。
 出荷式には部会役員、JAや行政の職員ら約50人が出席。初荷を積んだトラックを万歳三唱で送り出し、出荷を祝いました。荒川欣也部会長(写真・右)は「長雨や多湿によって被害があったが、生産者の努力あって今年も初出荷を迎えることができた。このおいしさをぜひ味わってもらいたい」と話しました。
 荒川部会長から初荷を受け取ったJAの山下正明専務は「昨年は大雪にみまわれ厳しい環境だったが、今年はしっかり雪害対策を行い、より多くの皆さんに届けることができるよう品質と販路をさらに安定させて、生産者の所得にもつなげたい」とあいさつしました。
 昨年は年末の記録的な大雪で、約6割の圃場が深刻な被害を受け、出荷規格を緩和しましたが、当初6万ケースの出荷見込みだったが約3万ケースと激減しました。今季は6万ケースの出荷を目指します。
 「岩津ねぎ」は甘味が強くて柔らかく、青葉から白根まで余すことなく食べられるのが特徴。高品質な地域ブランドとして高い人気を誇ります。来年3月中旬まで出荷する予定です。