税の悩み解消し安心して農業を 農業者向け税務相談会を開催 地域ふれあい活動

JAたじまは10月28日、農業者向け税務相談会を出石支店で開きました。組合員が抱える税の疑問を解決し、来年度も安心して農業を行ってもらえるよう相談会を開催。確定申告を正しく行う手順や、リスクに備えるための制度、来年に向けた準備まで税に関する知識を総合的に学びました。
同JAでは、地域活性化へ向けた活動として組合員が主体となって行う「地域ふれあい活動」に取り組んでいます。今年度の米価上昇を受け、農家の所得が増加したことを背景に、JAへの米出荷時に組合員から、消費税や所得税の相談が相次いだことを受け「地域ふれあい活動」として農業者向け税務相談会を開きました。
講師に、税理士法人T-GAIAの岸本伸正税理士を招きました。当日は、18人の組合員が参加し、確定申告の申請用紙を見ながら、記入の仕方や節税の知識、農業機械や制度の活用方法などについて学んだ後、講師に質問を投げかけました。
参加者は「気を付けるポイントが良く分かった。米の価格が上がり、所得が増えたうれしさと税金への不安があったが、今回の相談会を受け安心できる。来年も農業に励みたい」と意気込みました。
岸本さんは「これまで農業者の所得は上がらなかったが、今年の情勢を受け税金が多くかかる可能性がある。期中の内容を漏れなくまとめ、節税や対策に取り組んでほしい」と話しました。
