地域とつながる食と農の学びの場 担い手農家が授業

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 JAたじま港支店は2月10日、地域ふれあい活動の一環として、港小学校5年生7人が田植えを行った田んぼで収穫された米を使い、炊き込みごはんづくりを行いました。児童らは自分たちで調べたレシピをもとに協力して調理し、米づくりへの理解と感謝の気持ちを深めました。

 同活動は今年で4年目。田植えや稲刈りといった農業体験に加え、農作業場や農機の見学も実施しており、生産現場に直接触れる学びの機会となっています。

 調理の合間には、栽培指導や現地見学にあたった地域ふれあい委員でJAたじま青壮年部部員の清水浩次さんが「コウノトリ育むお米」の特長や一年を通した農作業の流れを分かりやすく説明し、児童からの質問に丁寧に答えました。児童からは「米づくりで一番大変な作業は何ですか」「一番高い農機は何ですか」など活発な質問が寄せられました。清水さんは「農薬を抑えて栽培している分、害虫対策や除草作業が大変。それでもコウノトリと共生し、安全・安心なお米を届けるためにさまざまな工夫と努力を重ねている」と話し「農業は大変だが、みんなから『おいしい』と言ってもらえることが何よりの励み」と笑顔を見せました。

 清水さんは、環境や生物多様性に配慮して栽培するJAのブランド米「コウノトリ育むお米(減農薬コシヒカリ)」を含む水稲8.5haとブドウ15aを栽培する担い手農家です。就農を機に「せっかく地元で農業をするなら、地域の役に立つことをしたい」との思いを抱いていました。かつては身近だった農業も、今は触れる機会が少なくなっている現状を踏まえ、子どもたちに食と農への関心を持ってもらおうと、地域ふれあい委員としてこの取り組みを提案しました。JAの協力を得て実現させました。

 令和8年産では、学校給食で使用されている「コウノトリ育むお米(つきあかり)」の栽培にも挑戦します。「次年度は、学校給食で食べるお米をみんなでつくり、みんなで味わいたい」と意気込みを語り、地域とともに歩む農業への思いをにじませました。