2年間の集大成 地域活性への思い日本酒に込めて 香住鶴と共同開発し販売開始 JJエリアセンター但馬

ゆかりある地域の活性化のために仕事がしたい――JJエリアセンター但馬が、酒米の田植えから稲刈りを行い、地元の酒造会社・香住鶴の協力を得て日本酒の仕込み体験に取り組み、2年がかりで吟醸純米酒「舞翔(まいしょう)」を完成させました。但馬を象徴する「コウノトリ」と、香住鶴・JALのシンボルである「鶴」が空を舞う姿をイメージした新酒は、フルーティーな香りと、すっきりとした口当たりが特徴です。
JAたじま・JAL・㈱農協観光の3者がパートナーシップ協定を組み、令和5年4月に設立した全国初の地域連携拠点「JJエリアセンター但馬」は、但馬の「人流」と「商流」を活性化させることを目的に、地域の1次産業資源を活用した体験型の観光商品を提供します。
取り組みは令和6年度に始まり、田植えから日本酒の仕込み体験まで年4回のプログラムを実施。原料に酒造好適米「五百万石」を使用し、河谷営農組合(豊岡市)協力のもとコウノトリの野生復帰を支えた環境に優しい「コウノトリ育む農法」で無農薬栽培を行いました。令和6年度は、酒瓶に貼るオリジナルラベル作成までを実施しました。販売には至らなかったものの、一連の工程を通じて商品化までの流れをつかみました。令和7年度は、地域活性化への貢献を目指す客室乗務員「JALふるさとアンバサダー」に着任した石井千春さんが参加し、JJエリアセンター但馬の若手職員らと、プログラムをブラッシュアップ。商品化を実現し、但馬の魅力発信の強化に取り組みました。
4月16日にコウノトリ但馬空港(豊岡市)で報道機関へのプレス発表会を開き、石井さんとJJエリアセンター但馬、香住鶴の代表らが「舞翔」をPR。石井さんは「お酒1本をつくるために、農家や関係機関、自然環境など、地域を形成する全ての人や資源がつながっていることを、身をもって体感した。但馬に興味を持ってもらうきっかけとなり、関係人口の増加につながれば」と思いを込めました。
「舞翔」は3000本限定で、JAたじまファーマーズマーケット「たじまんま」や但馬地域の香住鶴取扱店、香住鶴オンラインショップなどで販売している他、JALの機内誌でもPRします。
