JA独自 食農教育支援事業 好評で申請数増加 助成金最大5万円に増額

 JAたじまが、食農教育や環境保全教育などを積極的に行っている小学校に対して、活動費最大5万円を助成する「小学生の食農教育等応援事業」が好評です。令和4年に取り組みを開始し、食を支える根本である農業に関する知識・体験の強化を目的としています。事業開始当初はJA管内の小学校15校が事業を活用。令和6年度は5校増加し、全20校が利用。助成額も最大3万円から始まり、現在は2万円増額の増大5万円に拡大しています。

 JAが同事業に着手したきっかけは、平成20年度から始まった同事業の元となるJAバンク兵庫「小学生の環境保全教育応援事業」が、令和2年度に新型コロナウイルス感染症で、取り組みを中止したことにあります。これを受け、JA管内の小学校の間で「同じような助成事業がJAでできないか」と多数の声が上がっていました。そういった要望に応え、令和4年度から独自で同事業をスタートしました。

  当事業では小学校がJAに活動計画書を提出し、助成を申し込みます。JAの承認後、小学校で活動を行い、児童らに活動紹介資料として授業の一環で壁新聞を作成してもらいます。壁新聞は最寄りのJA支店に掲載します。

 養父市立養父小学校は、今年初めて当事業を活用。7月7日、食農教育として中米地農地水環境保全会とJAたじまの協力のもと、小学三年生を対象に自然環境学習を実施。コウノトリ育む農法について説明後、圃場(ほじょう)に移動し、生きもの調査を行いました。同保全会の小島義明代表は、地域ぐるみで環境保全と食農教育に力を入れており「大人になったときにこの体験を思い出し、財産にしてほしい。また、地域に子どもたちの声を届けることで活性化させたい」と話しました。同学校の鉈橋慶之教諭は「近年、児童が自然に触れる機会が減っており、こうして地域の方に見守られながら体験学習できる機会はありがたい」と感謝を語りました。

 同JAは地域貢献活動の中でも特にJAの強みである食や農に関する活動を通して、次の時代を担う子どもたちとの関りと地域活性化を目指しています。